CO2を分岐させて2つの水槽に添加する方法を実際にやってみた!

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福岡県出身。数年前にアクアリウムに出会い、そこからどっぷりアクアリウムの魅力に取り憑かれてしまいました。主に水草水槽メインでやってます。魅力をいろんな方々に知ってもらう為に、日々の水槽管理記録や、アクアリウムに役立つ情報を発信していきます!

先日60cm水槽をリセットしました。

今まで60cm水槽は陰性水草メインのレイアウトにしていたので、CO2は添加していなかったのですが、新しく立ち上げる水槽には、有茎草などのCO2を必要とする水草を入れる為、CO2が必須になりました。

しかし、ウチにはCO2添加用のレギュレーターは1つしかなく、60cm水槽の横に設置している30cmキューブの方に使用していました。

 

「あれ…。これレギュラーターやら電磁弁をまたフルセットで揃えなきゃいかんの?」

 

と一瞬思いましたが、そんなわけないですよね。水槽をいっぱい設置しているアクアショップはレギュレーターとかボンベを水槽の個数分設置してる?いやいや、そんなわけないはず。

今回は偉大なるGoogle先生に教えて頂きながら、1つのレギュレーターから分岐させて2つの水槽にCO2を添加させる方法をやってみたので参考にしてみて下さいね。

 

CO2の分岐方法を図で説明

分岐方法を図にすると以下のようになります。

1つのレギュレーターから出たチューブをYブランチで2つに分岐→それぞれをスピードコントローラーで調整→バブルカウンターで添加量を確認、といった具合に接続していきます。

 

CO2の分岐に必要な道具

必要な道具一覧

今回使った器具と数量は以下の通り。

器具名 数量
レギュレーター 1個
電磁弁 1個
耐圧チューブ 1本
Yブランチ 1個
スピードコントローラー(スピコン) 2個
逆流防止弁 2個
バブルカウンター 2個
ディフーザー(拡散器) 2個
キスゴム 6個

こう見ると結構必要な器具がありますねぇ…(遠い目)お小遣い制の僕にとってはなかなか厳しいですが、水草が生い茂った水景を作る為には仕方ない!揃えていきましょう!ちなみに、道具選びに失敗すると上手く添加できませんので注意が必要です!

以下に各道具の説明と選ぶ際のポイントを解説していきます。

 

レギュレーター

これが30cmキューブに使用していたスドーのレギュレーターです。確かレギュレーターとかバブルカウンターがフルセットになってるやつでした。CO2の量の調整が若干しづらいのが難点ですが、普通に使えてます。本当はミドボンを置きたいのですが、スペースの問題で小型ボンベタイプにしました。

 

電磁弁

水草は照明がついている間は光合成を行っているので、CO2が必要ですが、照明が消えている夜間は光合成はお休みしています。(逆にCO2を吐き出している状態)この時間もCO2を添加し続けてしまうと、水槽内のCO2濃度が上がってしまい、生体が酸欠を起こしかねません。でも、毎回毎回いちいち夜に手動で添加を止めるのは面倒ですよね。そこで活躍するのが電磁弁です!照明用のタイマーと併用することで、ON/OFFを自動化できます。

 

耐圧チューブ

CO2を添加する際にスピードコントローラーや電磁弁などで添加量を制御する際は、チューブ内が高圧になりますので耐圧チューブを使用しましょう。ちなみに、レギュレーター・電磁弁・Yブランチ・スピードコントローラーの間に入るチューブは耐圧チューブが必須になりますが、スピードコントローラーから先は通常のエアチューブでも構いません。

 

Yブランチ

レギュレーターに接続した1本のチューブを、2股に分岐させるためのパーツです。今回はこちらを使用しました。

 

スピードコントローラー(スピコン)は、 CO2の添加量を調整するための道具です。レギュレーター本体にも調整用のバルブは付いていますが、これではかなり大雑把な調整しかできないため、このスピコンでの微調整が必要になります。そして、今回のCO2の分岐ではこのスピコン選びが最も重要なポイントになります!

なぜなら、スピコンの選択を間違うとCO2の調整が全くと言っていいほどできないからです。笑

1つの水槽に添加する場合は、全く問題なく使用できていたスピコンも、2股で使用するとなぜか片方の拡散器からしかCO2が出ない(調整ができない)ということになる確率が高いです。

これを解決する為には、より微調整ができるスピコンを選ぶ必要があります。それが今回使った「低速制御型」のスピコンです。スピコンには通常型と低速制御型の2種類があり、アクアリウム用として販売されているのは通常型です。今回使用した低速制御型のスピコンは、より細かく微調整が可能になっています。

 

ポイント!
スピコンは必ず低速制御型を購入しましょう!

 

逆流防止弁

水槽内の水がレギュレーター内に逆流しないようにするためのパーツです。今回は2股に分けるので2つ必要です。

 

バブルカウンター

CO2の添加量を確認するための道具ですね。容器内に水を入れて使用します。器具内に上がってくる気泡の数を見て、添加量を確認します。量の数え方は1秒間に上がってくる1つの気泡を1滴とカウントします。ガラス製のものもありますが、割れる可能性もあるので…いや、こっちの方が安いので(笑)今回はプラスチック製のものを購入しました。これでも十分綺麗ですよ!

 

ディフューザー(拡散器)

ディフューザー(拡散器)は、ガラスタイプのものが人気かと思いますが、今回はレビューの評価が良かったこちらにしました。気泡がめちゃくちゃ細かくて霧状になるようです。水草がワサワサ生えた水槽を目指しているので、見た目より性能重視です!

 

 

実際に組んでみた

さぁ、必要な道具は全て揃ったので早速実際に組んでいきますよ(明日から節約生活の始まりだ!)

まず、レギュレーター→電磁弁→Yブランチ→スピコンという順番で接続します。必ず耐圧チューブを使用して下さい。

 

次にバブルカウンター、キスゴム、逆流防止弁を組みます。バブルカウンターに水を入れる際は100円ショップなどに売っている小型のスポイトを使うと入れやすいですよ!

 

これが2つできたら、あとはディフューザーに接続します。ディフューザーに接続するチューブは、必ず実際に設置する水槽に合わせてカットしましょう!チューブたるんだりすると見た目が悪いですからね。

 

最後にこの2つをスピコンに接続したら完成です!

 

CO2分岐のまとめ

以上、今回はCO2を分岐して2つの水槽に添加する方法に付いて書いてみました!失敗しないポイントは、低速制御型のスピコンを使用することです!ここさえ間違えなければ簡単に分岐することができますので、皆さんもやってみてください!

 

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