最近ボトルアクアリウムにハマっています。
「水槽を増やしたいけど増やせない…じゃあ小さいボトルなら場所も取らないしお金もかからないからオッケーでしょ!」で始めてみたのがキッカケでした。
大きい水槽も魅力的ですが、小さいボトルアクアリウムも大きい水槽にない魅力がたくさん有りますので、今回はボトルアクアリウムの立ち上げ方や管理方法について紹介します。
目次
ボトルアクアリウムの魅力
アクアリウムを低コストで楽しめる
ボトルアクアリウムは低コストで楽しめるのが魅力ですよね。
アクアリウムと言うと何かと機材・素材などが高額で、なかなか手が出し辛い趣味と思われがちですが、ボトルアクアリウムなら意外と低コストで始められるんですよね。(管理にはコツが必要ですが…)
例えば上のボトルであれば…
道具名 | 価格 |
瓶 | 100円 |
木化石 | 500円 |
ニューラージパールグラス | 900円 |
ソイル | 100円 |
合計 | 1,600円 |
合計1,600円で作れちゃいます。瓶は100円ショップのもの、ソイルもダイソーで購入できます。ウチではCO2添加無し、ろ過無し、照明も無しで管理しています。管理方法については後ほど詳しく紹介します。
ボトルアクアリウムの立ち上げ方法
それでは、このレイアウトを作るに当たって気をつけたポイントなどを交えながら、立ち上げ方法を詳しく解説していきます!
まずは設置場所を決めよう
設置場所はとても重要です。ウチのボトルは全て「直射日光が当たらない明るい窓際」で管理しています。日影ではなく、イメージ的には「レースカーテン越しに光が差し込む」ような場所がベストかと思います。
直射日光は当たらないように注意しましょう。特に夏場は直射日光が当たると水温が急上昇してしまいますからね。
このような場所が無い場合は、オーバル水槽用のライトを使えば水草の育成は可能です!
容器選びも重要
今回はダイソーさんで購入したこちらの瓶を使用しました。容量を測るのを忘れてしまいましたが、おそらく600ml〜800mlぐらいかな?(だいぶザックリ…)
始めて立ち上げる場合は、なるべく容量が大きいものを選んだ方が成功率が上がると思います。できれば1L以上が理想。水量が少ないとその分水が汚れやすく、水質を安定させるのが難しくなってしまいますからね。
これより大きめのオーバル水槽を立ち上げた際の記事もあります。参考にどうぞ。
底床を選ぶ
底床には砂、砂利、ソイルなどいろいろありますが、ソイルがベストと思います!ソイルは他の底床と比較して、ろ過バクテリアが繁殖しやすく、水質を安定させる機能に優れている為です。
ソイルには吸着系と栄養系の2種類がありますが、僕はボトルには吸着系のソイルしか使ったことがありません。ボトルは水量が少ないので、栄養系のソイルを使うと苔発生のリスクが上がってしまうのと、そもそもそこまで栄養が必要な水草を選ばないからです。
とかなんとか偉そうなことを言いながら、今回使用したのはダイソーで購入した謎のソイルです!(笑)多分吸着系かな?粒は割と大きめです。水草をしっかり根付かせる為に2cm〜3cmの厚さで敷きます。
ちなみに、ソイルの下には軽石を敷きました。これもバクテリアを繁殖させるため。ろ過器をつけることができないボトルアクアリウムはバクテリアの繁殖はとっても重要。
素材を配置する
流木と石を配置します。流木はホームセンターで購入した枝流木の切れ端があったので、適当に配置(笑)
石はソノヘンノ石と言う石ですね。
…すみません、その辺の石です。拾ってきた小石です。(笑)
拾ってきたものを入れる場合は何が付いているかわかりませんので、しっかり洗ってから自己責任で使用しましょう。あとは使い終わったら元あった場所に返してあげましょうね。
ボトルに使用するような小さい石は安く手に入るので、購入するのがおすすめです。
水草を選ぶ(とっても重要)
ボトルアクアリウムは基本的にCO2添加無し、ろ過器無しという状況で管理するのがほとんどかと思いますので、CO2無しでも育ち、水質にうるさく無い水草を選ぶ必要があります。ちなみに今回使用した水草は以下の通りです。
ニューラージパールグラス
匍匐して絨毯化する水草ですね。CO2無しでも育てることが可能なので、ボトルアクアリウムにはよく使用されています。グロッソスティグマやキューバパールなど、他の絨毯化する系の水草と比較しても育成は簡単な部類です!
今回はミスト式で立ち上げたので、ソイルの上に置くだけでも問題なく根付いてくれます。
南米ウィローモス
南米ウィローモスもCO2無しでも育成可能です。ただ、今回はたまたま手元にあった南米ウィローモスを使用しましたが、より水質変化に強く、活着力も強いノーマルウィローモスの方がおすすめです。
ミスト式で立ち上げる場合は、素材に載せるだけで活着してくれます。
オーストラリアン・ノチドメ
オーストラリアンノチドメ、オーストラリアンクローバー…などなど様々な呼び方がある水草。クローバー型の葉っぱが可愛い水草ですね。これもCO2無しで育成可能です。
ショートヘアーグラス
本来は前景に使われる水草ですが、今回は後景のワンポイントとして使用してみました。絨毯化するにはCO2添加が無いとなかなか難しい水草ですが、今回はワンポイント的な使い方なので、問題無いかな?
アヌビアスナナ・プチ
これはCO2無しでも育つ初心者向け水草の代表ですね!
ミスト式で管理
水草植栽後、ミスト式で2週間管理しました。
モスはなんとか活着してくれました。でも活着力が弱くてちょっと触ったら剥がれそうな感じ。
ニューラージはしっかり匍匐してくれました。ウチでは失敗知らずの優等生です。オークロもニューラージに絡まりながら匍匐して自然感を演出してくれています。
ミスト式についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
注水後の管理
ウチでは注水後も窓際で管理していますが、水温の調整が難しいので、できれば窓際ではなく照明を使った方が管理も楽で安定すると思います!特に夏場の窓際管理はすぐに水温が上昇してしまうので要注意ですね。
水換えの頻度
水換えは2〜3日に1回、3分の1程度を換水しています。新鮮な水にはCO2が溶け込んでいるので、換水頻度を上げることで、できるだけCO2を供給してあげています。換水頻度は多いですが、水量が少ないので意外と楽です。
苔の掃除
ガラス面についた苔は、メラミンスポンジを小さくカットしたもので掃除しています。※ウチではまだ経験は無いですが、メラミンスポンジを使ったらミナミヌマエビが落ちたとの噂も聞いたことがあるので注意が必要かも。
生体について
生体は苔取り要因としてミナミヌマエビを1匹入れています。本当は魚も入れたいのですが、魚を入れると餌を入れる必要が出てきます。もちろんその分糞も増えますし、食べ残しも出てしまいます。
これらの有機物を、小さなボトル内の濾過バクテリアで分解することは難しく、水質悪化につながり、苔も生えてしまうでしょう。
その点、エビ類であれば、餌を入れなくてもボトル内の苔を食べて生きられるため、ボトル内で自給自足のサイクルが作れちゃいます。
まとめ
というわけで今回はボトルアクアリウムの立上げから管理方法までを紹介しました!小さいボトルに茂った水草は本当に癒されますよ〜!低コストで始められるので、皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい!
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