栄養系?吸着系?ソイルの選び方・おすすめを紹介!

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福岡県出身。数年前にアクアリウムに出会い、そこからどっぷりアクアリウムの魅力に取り憑かれてしまいました。主に水草水槽メインでやってます。魅力をいろんな方々に知ってもらう為に、日々の水槽管理記録や、アクアリウムに役立つ情報を発信していきます!

水槽の底床に使用される素材には、砂、大機砂、セラミック、ソイルなどいろいろありますが、その中でも最も水草の育成に適した素材がソイルです。むしろ、水草を育成するのであればソイル一択と言っても良いでしょう。

水草が生い茂るネイチャーアクアリウム水槽のほとんどにソイルが使用されています。

ではなぜソイルは水草の育成に向いているのでしょうか?ソイルの特徴と、ソイルを選ぶ際のポイントを紹介します。

 

ソイルが持つ特徴とは?

ガーデニングなどでは植物を土に植えますよね?砂利に植えるという方はいないと思います。なぜなら、土の方がよく育つからです。当たり前ですが。笑

それは、水草も同じです。砂利や砂に植えるより土に植える方がよく育ちます。しかし、水槽に土をそのまま入れても、舞い上がってしまって水が濁ってしまいますよね?

ソイルはこのような問題を、土を焼成加工し丸い粒状に固めることによって解決したものです。しかし、ただの土を固めたものではありません。水草や生体の育成に最適な環境を作るための特徴が備わっています。

それが「吸着効果」と「栄養素」です。

 

吸着効果

水槽の中にはアンモニア、亜硝酸などの有害物質が発生しますが、それらを吸着して水質を浄化してくれます。また、カルシウムやマグネシウムなどの栄養素も吸着し苔の発生を抑制します。さらに、流木を使用した場合、アクや色素が溶け出して水が茶色くなってしまうことがありますが、ソイルが色素を吸着して水を透明に保つことができます。

しかし、これらの吸着効果はずっと続くわけではなく、ある一定時期を過ぎると吸着効果は薄れて行き、限界が来るといっぱいになった吸着物質を吐き出します。これを「ブレイク」と言います。

 

栄養素

ソイルには水草の育成に必要な栄養分やミネラルが含まれています。この栄養素によって水草が元気に育つのです。

また、これらの特徴以外にも、水質を南米系の熱帯魚やエビ類、水草の育成に適した弱酸性にしてくれたり、多孔質で粒同士に隙間ができることでバクテリアが繁殖しやすい環境を作るといった特徴もあります。

 

ソイルの種類

ソイルが持つ能力による分類

ソイルには「吸着効果」と「栄養素」という特徴があることは解説しましたが、ソイルの種類は「吸着系ソイル」と「栄養系ソイル」に分けることができます。もちろん、どちらかの一方の特徴しか備わっていないのではなく、あくまでどちらの特徴が強いのか?という分類です。

以下にそれぞれのソイルについて説明します。

 

吸着系ソイル

有害物質や色素の「吸着」の能力が強いソイルです。水質を一定に保とうとする力が強い為、水質の変化に敏感なエビなどの育成に最適です。

立ち上げ後、水質が安定するまでのスピードが早いのも特徴です。

また、含まれる栄養素は少なめで、余分な栄養素を吸着する力もある為、苔の発生を抑えられます。もちろん、栄養素が少ないからといって水草の育成に向いていないわけではなく、吸着系ソイルでも十分育成は可能です。

ただし、栄養素を多く必要とする水草を育成する場合は、固形肥料を追加する必要があります。

苔の抑制や、水質安定の作用が強いことから、初心者にオススメです!

 

栄養系ソイル

有機物やミネラルなどの栄養素を豊富に含んだソイルのことです。赤系の水草も発色がよく育ってくれます。多くの水草が生い茂るレイアウトや、草原のようなレイアウトを目指す方にはこちらがオススメです。

水草を育成することに特化したソイルなので、水草はよく育つのですが、栄養素が多い分苔も発生のリスクも高くなってしまいます。

また、立ち上げ初期はアンモニアなどの有害物質を放出したり、豊富な栄養素によってバクテリアが繁殖して白濁りを起こしてしまう為、水質が安定するまでの1週間程度は、毎日1/2程度を換水したり、夜間はエアレーションを回すなどの対処が必要になります。

立ち上げ初期は大変ですが、そこさえ乗り越えれば水草育成には最適なソイルです。

扱いが難しい為、吸着系ソイルに慣れてから使用することをオススメします!

 

粒のサイズによる分類

同じシリーズのソイルでも、複数の粒のサイズ展開があります。サイズは主に以下の3種類です。

ソイルのサイズ
  • ノーマルタイプ
  • パウダータイプ
  • スーパーパウダータイプ

粒の大きさはノーマル>パウダー>スーパーパウダーの順で小さくなっていき、小さくなるほど値段が上がって行きます。サイズが大きいほど通水性が良いのですが、水草を植える際はパウダーの方が植えやすくなります。

よって、底床の下の層にノーマルサイズを敷き、その上にパウダーを敷くことで、通水性と水草の植えやすさも確保し、コストも安く済ませることができます。

また、同じパウダーでもメーカーによって粒のサイズは違いますので、購入の際は注意が必要です。

 

色による分類

ソイルの色はブラック、こげ茶、赤茶色、薄い茶色など様々ですがブラックが主流です。

色については好みによって選んでみてください。

 

ソイルのメリット・デメリット

メリット

メリット
  • 有毒なアンモニアや亜硝酸を吸着する
  • 流木などのアクや色素を吸着する
  • 水草育成に必要な栄養素を含んでいる
  • 苔の発生を抑制する(特に吸着系)
  • 通水性が良い
  • 多孔質であるためバクテリアが繁殖しやすい
  • 水質を弱酸性に保つ

 

デメリット

デメリット
  • 形崩れ、吸着性の低下、栄養分の低下などから1年〜2年程度のサイクルで交換が必要。
  • 砂や砂利、大機砂のように繰り返し使用できない。

 

主な製品と特徴について

アマゾニア

ADA official website

ADAのアマゾニアは栄養系ソイルの王道と言っても良いほど有名なソイルです。ネイチャーアクアリウム界では特に人気が高く、多くの方が愛用しています。水草に必要な栄養素を多く含んでいるため、立ち上げ時の白濁が起こりやすいですが、毎日水換えを行い、1週間ほど外部フィルターを回せば綺麗になります。

 

プラチナソイル

JUNのプラチナソイルは吸着系の中でも特に愛用者が多い商品です。価格が安価なのも嬉しいところです。吸着性は素晴らしく、立ち上げ直後からキラキラと透き通った水にしてくれます。苔の発生も少なく、初心者にもオススメです。

 

コントロソイル

こちらも吸着系ソイルの中でも人気の商品です。価格も非常に安価で、大型水槽など大量にソイルが必要な人にはオススメです。水草育成報告も多く、吸着系の中でも栄養素も程よく含んでいるバランスが良い商品です。粒は若干潰れやすい印象です。

 

ピュアソイル

パッケージにある「ろ過する砂」の謳い文句通り、特に有害物質や不純物の吸着能力に優れた吸着系のソイルです。その分、栄養素は少なめのソイルなので、固形肥料を併用することをオススメします。粒は固めの印象です。

 

カスタムソイル

分類としては吸着系のソイルに入るようですが、水草の育成に必要な栄養素も程よく含んでおり、バランスが良いソイルです。粒は固めで崩れにくい印象です。

 

水草一番サンド

その名の通り水草育成に必要な、リンやカリなどの栄養素を多く含んだ商品で、グロッソスティグマやパールグラスなど特に栄養が必要な水草も元気に育ちます。栄養素を多く含む分、立ち上げ時には白濁りを起こしやすいので、立ち上げ初期は集中換水やエアレーションで対処しましょう。

 

ソイル選びのまとめ

まとめ
  • 水草を育成するのであれば、底床はソイル一択!
  • 初心者には水質が安定しやすい吸着系ソイルがオススメ。
  • 水草が生い茂るレイアウト、草原のようなレイアウトを目指すなら栄養系ソイルがオススメ。但し立ち上げ初期は白濁りの対処が必要。
  • ノーマルソイルの上にパウダーソイルを重ねて使用するのがオススメ。

 

 

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