初心者にオススメ!アヌビアスナナ(プチ)の特徴・育て方・増やし方

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福岡県出身。数年前にアクアリウムに出会い、そこからどっぷりアクアリウムの魅力に取り憑かれてしまいました。主に水草水槽メインでやってます。魅力をいろんな方々に知ってもらう為に、日々の水槽管理記録や、アクアリウムに役立つ情報を発信していきます!

初心者向けの入門種の水草として、必ずと言っていいほど紹介されている、アヌビアスナナ。

アヌビアスナナはなぜ初心者に向いているのか?その特徴や、流木や石などへの活着のさせ方、また株分けでの増やし方について解説します。

 

アヌビアスナナ

名前 アヌビアスナナ
育成難易度 ★☆☆☆☆
照明 60cm20w1灯以上
CO2 1滴/5秒(無くてもOK)
底床 ソイル、砂、大磯
植栽位置  前景〜中景

アヌビアスナナの特徴

楕円形のコロンとした深緑色のカワイイ葉っぱをつける水草です。

アヌビアスナナの特徴といえば、まずは育てやすさでしょう!強い光量を必要としませんので、60cm規格水槽であれば20wの蛍光灯1灯で十分育ちます。また、成長速度は遅くなりますがCO2は添加しなくても問題ありません。コスト的にCO2の添加が難しい場合にも重宝しますね。さらに、水質の変化に対応する力も非常に強いです。これらの特徴が「初心者に最適」とされる理由ですね。

 

植栽の仕方

底床に植える必要が無く、流木や石に、木綿糸やビニールタイ(ビニタイ)で巻きつけて活着させます。小さい石や溶岩石に巻きつけておけば、レイアウトの変更や、苔が生えた際に取り出したりといった作業が楽にできます。活着させる方法については後で説明しますね。

 

レイアウトでの活用方法

強い光を必要としないため、他の水草の影になるような場所に配置することができます。また、流木に巻きつけて木の葉っぱのように見せたり、石の間に差し込んで、石の隙間から生えてきた植物のように見せたりと、アイディア次第でいろいろな使い方ができます。

初心者にオススメとされていますが、使用の自由度が非常に高いため、初心者だけでは無く、上級者のレイアウトにもよく使用されています。

 

育成する際の注意点

苔が生えやすい

アヌビアスナナは生長速度が遅いため、頻繁にトリミングをする必要も無いというところが一つのメリットでもあるのですが、生長速度が遅いため、苔が生えやすいといったデメリットもあります。これは、生長速度が遅い陰性水草などには共通して言える特徴です。

木酢液で苔対策

アヌビアスナナによくついてしまうのが黒髭苔と呼ばれるヒゲ状の苔などです。これらを除去する方法として、木酢液を使用する方法があります。やり方は以下の通りです。

  1. 原液の木酢液を2倍に希釈する。
  2. 水槽から取り出したアヌビアスナナの苔が生えた部分に、ハケなどで塗布する。
  3. 30秒ほど放置する。
  4. 木酢液を水で洗い流す。
  5. 水槽に戻す。

 

作業としては非常に簡単ですよね。木酢液が残った状態で水槽に戻すとphにも影響しますので、しっかり洗い流すようにしましょう。水槽に戻したら、黒かった苔の色が赤っぽく変化します。この状態になればヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどの苔取り生体が食べてくれるようになります。

 

アヌビアスナナの活着のさせ方(育て方)・増やし方

実際にアヌビアスナナを購入してから、水槽内に導入し、増やしていく方法を紹介します。アヌビアスナナは生長速度は遅いですが、時間をかければ簡単に増やすことができますので、ぜひやってみてください。

活着のさせ方

活着のさせ方は非常に簡単です。まずは準備する道具を見てみましょう。

 

準備する道具

  • ハサミ
  • ビニールタイ(ビニタイ)
  • 流木、石などの素材
  • 霧吹き

 

ビニタイは100円ショップやホームセンターなどで購入可能です。作業中は水草が乾燥しやすくなりますので、霧吹きで湿らせながら作業を行いましょう。

 

Step1:ロックウールを除去する

ペットショップなどで売られているアヌビアスナナは、ほとんどが以下のようにプラスチック製のポッドに入った状態で販売されています。

このポッドから水草を取り出すと、根っこ部分にロックウールという綿のようなものが巻きつけられている状態になっています。このロックウールは水を汚す原因にもなりますので綺麗に取り除いてください。

 

Step2:根っこを切る

ロックウールを外すと、上の写真のように長いヒゲのような根っこが生えています。この根っこは活着しない根っこなので、カットしてしまいましょう。カットすると以下のような状態になります。ここから新たな根っこは生えてくるのですが、これが流木や石に活着してくれます。

 

Step3:石、流木にビニタイで固定する

根っこをカットしたら、いよいよ流木や石などの素材に固定していきます。木綿糸で巻きつけて固定することも可能ですが、ビニタイを使用した方が圧倒的に楽なので、ビニタイを使用する方法をオススメします。やり方は非常に簡単で、素材にビニタイを巻きつけて固定するだけです。注意点としては、実際にレイアウトした時に、ビニタイが見えないようにすることです。不要な部分はカットしましょう。

今回は石に活着させていますが、やり方は流木の場合も同じです。

 

完成!

いかがでしょうか?非常に簡単ですよね?このサイズの石に活着させると、レイアウト内の置きたいポイントに手軽に配置できますし、位置の微調整や取り出したりも楽なのでオススメです!

 

増やし方

増やす場合もとても簡単です!アヌビアスナナは下の写真のように茎を伸ばしながら成長していきますので、茎の中間でカットしてあげることで、株を増やすことができます。

 

まとめ

アヌビアスナナはとても丈夫なうえ、レイアウトの自由度が非常に高い水草です!特に、これから水草水槽を初めてみようという初心者の方でも、簡単に育成できますので、ぜひ育ててみて下さいね!

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