30cmキューブ水槽に注水!ミスト管理に適した水草について考えてみる

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福岡県出身。数年前にアクアリウムに出会い、そこからどっぷりアクアリウムの魅力に取り憑かれてしまいました。主に水草水槽メインでやってます。魅力をいろんな方々に知ってもらう為に、日々の水槽管理記録や、アクアリウムに役立つ情報を発信していきます!

先日、今年の5月末にミスト式で立ち上げた30cmキューブ水槽に注水しました。

今回のレイアウトのテーマはズバリ「屋久島」です。地面に力強く根を下ろした巨木、木々や石は苔生していて、脇には小川が流れてるようなイメージ。

まさにこんな感じのイメージです。ミスト管理期間は約40日!果たしてイメージ通り屋久島感は出たのでしょうか!早速見ていきましょう。

注水直前の状態

こちらが注水前の状態。できるだけ水草をモッサモサに成長させた状態で注水したかったので、だいぶ注水を我慢しました。(笑)

正面から見たらこんな感じです。植えている水草については後ほど紹介します。

立ち上げから注水までの管理方法

今回のミスト式での立ち上げで、自分的に成功だったと思うことを書いておこうと思います。(自分用のメモ)

霧吹きは毎日行いカビ防止

立ち上げ後は、ほぼ毎日ラップを開けてこまめに霧吹きをし、水が下に溜まってきたらスポイトで吸い出していました。毎日霧吹きを行った理由は以下。

  • 新鮮な空気・水に入れ替える
  • 流木を濡らすことでカビ防止
  • 暇だったから…

ミスト式の最大の敵はやはり「カビ」ですよね。以前ミスト式で立ち上げた際もカビは発生しました。水草にカビが付くと茶色くなって枯れてしまうんですよね…

以前、ミスト式のカビ対策をググっていたら「カビが生えてきたらから注水して退治した」というブログ記事を見たことがあったので、中途半端な半乾きの状態より、常に濡らした状態にした方がカビは生えないのかな?と思って、今回実験してみました。

結果はご覧の通り。毎日霧吹きの水がかかっていたところには一切カビは生えませんでしたが、水がかからない流木の裏側にはぎっしりカビが生えていました…

この結果から、やはり毎日の霧吹きをして、常に新鮮な水で濡らしていたのが効いたのかな?と思います。

カビ対策をした時の記事はこちら。

ミスト式の流木にカビが生えた!カビの対処方を考える

2018年6月8日

メネデールを薄めたものを霧吹き

以前の記事で紹介した、自作メネデールを100倍に薄めたものを4〜5日に1回霧吹きで与えていました。これは効果があったかハッキリわかりませんが、水草の調子は良かったので効果があったと思います 。…おそらく。(笑)

メネデール自作の記事はこちら。

イマイチ調子が出ない水草のためにメネデールを自作する

2018年6月22日

ミスト式に最適は水草について考える

今回の水槽に使った水草を振り返りながら、ミスト式に最適な水草について考えてみようと思います。

ニューラジパールグラス

ニューラージパールグラスは文句なしにミスト式に向いていると言えるでしょう。水中管理より明らかに成長が早いです。これは僕の場合ですが、細かくバラして植えるより、ある程度まとめてから植えた方が調子が良かったです。

だいぶ雑に扱っても枯れることなく育ってくれるし、簡単に絨毯になってくれるので、ボトルアクアなどにもよく使用しています。

ウィーピングモス

ウィーピングモスは今回初めてミスト式で使いましたが、これもうまく育ってくれました。なんと言っても、ミスト式でモスを使うメリットは「糸で巻きつけなくてもいい」というところですね。活着してスイッチが入るまで少々時間がかかりましたが、スイッチが入ってからは問題なしです。

流木に乗せたモスは乾きやすいので、毎日の霧吹きで湿らせてあげます。活着までの期間は2週間程度。活着するまでは霧吹きをするとモスが剥がれてしまいそうになるので、優しく霧吹きをしてあげましょう。

ショートヘアーグラス

ショートヘアーグラスは全く枯れることはなかったのですが、40日間のミスト管理ではあまり増えたとは言えない状態でした。試しに抜いてみると、しっかり根付いてランナーも伸びていました。

成長速度的には水中の方が早いのでは?と言う程度ですが、通常の立ち上げより「ミストで立ち上げ→根付かせてから注水」という流れでの方が絨毯化の成功率は上がりそうな気がします。

アヌビアスナナ・プチ

アヌビアスナナ・プチはすこぶる調子が良かったですね。写真でもわかる通り、プリップリの葉っぱを展開しています。モスと同じで、流木に巻きつける作業が必要なく、根っこを短くカットして流木に乗せておくだけで活着してくれるので楽です。

成長速度は水中とあまり変わらない印象ですね。

ミクロソリウム・セミナロー

ミクロソリウム・セミナローも調子よく新芽もガンガン出ていました。これも根っこを短くカットして流木に乗せるだけの簡単活着です。ビニールタイを使うと意外と目立ってしまうので、これはありがたいですよね。ただ、アヌビアスと同じく成長速度は水中と変わらないかなぁ?という感じです。

ブセファランドラsp.グリーンウェービー

これはもともと60cm水槽に入れてた水草ですが、ある日突然溶け始めて、そこから溶けが止まらなかったので、実験的に30cmキューブに逃したものです。溶けた葉っぱは綺麗にカットして管理した結果、ある程度復活しました。

グリーンウェービーのような比較的大型のブセは、自然界では水上に生えていることも多いようなのでミスト式は向いてそうですね。こちらも流木に乗せただけの簡単活着です。

オーストラリアン・ノチドメ(オーストラリアンクローバー)

これもかなり調子良かったです。もともと強い水草ですしね。水上でもガンガン増えていきます。ミスト管理には最適なのではないでしょうか?

ハイグロフィラ・ピンナティフィダ

これは…正直微妙かなぁ…。石の上に置いただけで問題なく活着はしてくれましたが、成長速度は明らかに水中の方が早い気がしました。溶けたりはしませんでしたが、あまり調子がいいとは言えないかな?

以前、ロタラなどの有茎草を水苔などを使ってミスト管理したことがありますが、その時は水上化はしたのですが、途中から茎がグジュグジュになって溶けてしまいました。

やはりピンナティフィダは有茎草なので、ロタラなどと同じくあまりミスト式には向いていないのかもしれないですね。

注水後の水景

だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、本題の注水後の30cmキューブはこちらです。

いかがでしょうか?屋久島感は出てる…のか?(笑)一応右手前の角の砂で沢を表現したつもりですが…ミメージの写真と見比べてみましょう。

むぅぅぅーん。なんとも言えない感じですが、水草が育てばもっと自然感が出て屋久島っぽさが出てくれるはずです。

まとめ

以上、かなり長文になってしまいましたが、ミスト式水槽に注水した話とミスト式に適した水草についてでした。ちょっと長文になりすぎましたね…。水中管理に移行したので、ここからは苔との勝負です!入れる生体についてはまたじっくり考えて決めようと思います。

それでは!

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